いつからじゃろうか。

こんなに人生がつまらなくなってしもうたのは。

あぁ、さきに婆さんが天国に行ってしまった時からか…

それはいつじゃったかのう

もう5年前か、いや、8年前かもしれん。

もうそんなもんも思い出せんくなったか…

朝4時に目が覚め、体中が痛い中、体を起こす。

買ってあるパンを食べ、少し時間がたつと散歩に行く。

帰りに明日食べるパンを買って帰る。

帰ってきてラジオを付けて聴いていると、もう寝る時間。

眠くなるまで、婆さんの写真を見ながら話しかける。

「娘はずいぶん前にこの家を出て行ったなぁ」

「最後にあったのは婆さんの葬式の時だったかの」

「孫に会ったのもその時が最後だったか」

「あぁまた婆さんに会いたいのー」

「婆さんは、とても明るい人じゃった」

「わしが会社員をしとったときに、お前は受付をしとった」

「わしが一目ぼれしたのー」

「お前は本当に美しかった」

「わしゃ、勇気を出してお前をデートに誘った」

「お前は最初断ったのう(笑)」

「だがわしは諦めきれんかった」

「何度も誘って、ようやく約束を取り付けたときは本当にうれしかった(笑)」

「それから何度も2人で会って、それが会社にバレて大騒ぎになったりもしたの(笑)」

「それでも、わしらの愛は変わらんかった」

「親の反対を押し切って無理やり結婚したの」

「あの頃は毎日が輝いとった」

「幸せじゃった」

「突然じゃったの」

「お前が癌だと報告を受けたのは」

「本当に突然じゃった」

「もうかなり進行していて、あと3か月しか生きれないと医者に言われたが、わしは信じられんかった」

「でもお前は日に日に弱っていく」

「そんなときでもお前は笑って心配しなくていいとわしに言ったの」

「お前は本当にわしの人生そのものじゃ」

婆さんの写真を見ながら、もう何時間も経っていた。

毎日このようにして過ごしていた。

ある日、つけっぱなしにしていたラジオから音楽が聞こえてきた。

爺さんには聴きなれない今どきの音楽だったがこの曲だけは爺さんに感じるものがあった。

その曲はBTS“spring day”

美しい歌声で

会いたい

あといくつの夜を乗り越えたら君に会えるのだろうか…

と歌っていた。

爺さんは涙を流しながらこの曲を聴いた。

「涙なんか流しちゃって。あなたらしくもない。私は天国にいますけど、いつもそばであなたを見守っていますよ」

そう聞こえてきた。

婆さんがここにいるんじゃ!

爺さんはそう思った。

きっとこのBTSとかいうグループの歌声が美しくて、婆さんも聴きに来たんじゃろう(笑)

その日から、爺さんの家では、BTSの曲が流れ続けたのであった。


spidey@0622

こんにちは! K-POPに人生を捧げている男、スパイディーです。 K-POPが好きすぎて大学時代に1年間の留学経験、韓国語能力試験高級を取得!現在は就職せずに、韓国でワーキングホリデー!生粋の韓国大好き人間です! 生年月日:1997年3月21日 性別:男 好きなアイドル:IU、CNBLUE 好きな食べ物:マクドナルド

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