「ただいまー、今日友達も連れてきたけん!」

 

「えっちょっと待って!」と言いながら母さんが部屋の片づけをし始めた。

 

「グウェンも手伝って!」

 

そう言われて、私も渋々片づけを手伝う。

 

もう、なんでお兄ちゃんのために私が片づけをしなきゃいけないのよ!

 

玄関の方から「もういいかー?別に女でもないし、きれいにせんでもええねんけどー!」と兄ちゃんが大声で言ってきた。

 

これには母さんもあきれながら「そういう問題やないの!それにあんたが散らかしたのばっかりやけんね!」と怒鳴った。

 

友達が来ているのに、怒鳴る姿を見せるのはどうかとも思ったが、確かに、自分で片付けないお兄ちゃんには腹が立つ。

 

あとで、お兄ちゃんをしばいてやる。

 

一通り片付け終わって、母さんが兄ちゃんたちを呼んだ。

 

「もう来ていいわよー」

 

「あーい」

 

しょうもない返事とともに、兄ちゃんとその友達が入ってきた。

 

「すみません、お邪魔します」

 

うわ…

 

こんなバカ兄貴の友達とは思えないほど落ち着いていて、紳士的だった。

 

「あら、いらっしゃい」

 

母さんも、さっきまで怒鳴っていたにも関わらず、豹変して、金持ちマダムのような言葉遣いに変わっていた。

 

おやつにクロワッサンと100%オレンジジュースを持っていきそうな勢いだ。

 

よく遊びに来る隆君には持って行ってもポテチなのに。

 

「じゃ、俺の部屋はこっちだから」

 

兄ちゃんはそう言って紳士的な友達を自分の部屋まで連れて行った。

 

あんだけ急いで片づけをしても見られるのは、お兄ちゃんの部屋に行くまでの一瞬なのだが、片付けといてよかったなと思う。

 

なんせ、あんなにイケメンなのだから。

 

あれ?

 

もしかしたら、私…恋をしたかもしれない。

 

今、私は小学6年生だから6年離れた高校3年生に恋…

 

変態感が漂うが、好きになってしまったものはしょうがない。

 

周りにいる男子たちとはまるで違う大人な雰囲気に魅了されてしまった。

 

よし。

 

さっそくアピールだ。

 

意外と肉食系な私は自分の部屋に行って、兄ちゃんと紳士な彼がどんな会話をしているのか盗み聞きしつつ、YouTubeをひらいた。

 

YouTubeにはいくらでも、年上男性を落とすテクニックが公開されている。

 

ほうほう、男は年下の上目遣いに弱いのか…

 

ん?これ…

 

YouTubeのオススメにAPRILの“Muah”というのが出てきた。

 

見てみるか

come to me

Baby kiss my lips

胸がドキドキ

 

私に近づき私は震えてくる

 

Come to me

もう少し近くに

ジンジン感じるほど

ハマってごらん とまらないで

Muah Muah Muah Muah

何なのこの子たち!

 

すごくかわいい!

 

それに学んだこともある。

 

いきなりキスしてやるのもアリかもしれない…

 

カテゴリー: APRILK-POP小説

spidey@0622

こんにちは! K-POPに人生を捧げている男、スパイディーです。 K-POPが好きすぎて大学時代に1年間の留学経験、韓国語能力試験高級を取得!現在は就職せずに、韓国でワーキングホリデー!生粋の韓国大好き人間です! 生年月日:1997年3月21日 性別:男 好きなアイドル:IU、CNBLUE 好きな食べ物:マクドナルド

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